名物看板女将の徒然日記

アメリカ35年在住の名物看板女将も癌発覚で只今闘病中

ルネッサンス計画~自然との共生

日本も台風シーズンになってせっかくの2連休、3連休のお休みで観光業界としては稼き入れ時なのにホテルなどの宿泊施設ではキャンセルが相続き大変なダメージだとニュースで見て(ちゃんとアメリカに居ても日本のニュースとかチェックしているよ)サービス業を営んでる私たちも他人事ではなく心を痛めていた矢先、”台風避難でホテルステイ”というまさにお助け舟みたいな話を聞いた。今までは災害などに備えて避難といえば近所の学校の体育館や公民館などに雑魚寝状態で過ごしていたわけであるがコロナ禍の現実で他人との距離が十分に確保できないなどの理由で避難しようにもしたくない、依って逃げ遅れなど原因となって被害を受けてしまったいうような話はたくさんあった。ありがたいことに私が生まれ育った佐世保周辺は自然災害をほとんど受けないという稀なところで、地震はない、地滑り、地崩れ、洪水などほとんど被害がない所に育ったのでどんなに大変なことか経験がないわけだけど。台風が接近といったって台風の目が通ることが多く、「え?台風?ちょっといつもより風が強かったり雨が強かったりしたけど」…というくらいのものだった。

それが、台風接近など自然災害を回避するためにせっかくの旅行などのプランを変えてキャンセルが相次いでいた……が、それならば不自由な避難生活よりもホテルなどに宿泊して難を逃れるという考えの人が出てきたというわけである。確かに、「でもそんな生活に余裕なんてないわよ」という前に日頃頑張ってる自分にご褒美でふかふかのベットで寝て食事などの心配もなく、大きなホテルだったらなおさら停電が起こらないように自主発電などのジェネレーターの設備も備えてあるだろう。そういうことを考えれば悪くない話である。実際、そこのホテルは満室になったというニュースだった。

これからは市町村などの行政機関でも避難対策に”ホテルステイ”を支援するという動きが出てきてもいいんじゃないか?と思う。

と、ここでわたしはこのまた先のアイデアが浮かんできた。というのも私がやりたいルネッサンス計画でカスタマイズが出来る観光プランのエンタープライズを起業するにあたって、駐車場不足問題のほかにも色々な問題がある。その一つが観光地でのナイトライフ(夜のお遊びスポット)だ。これはホテルに台風避難でステイしてもどこにも行けない缶詰め状態をどうやって過ごすのか?という同じような状態から生まれた発想である。昼間はいろいろな観光スポットを巡り夜は夕食が終わったら♨温泉にでも入ってゆったりというパターンが定着しつつあるみたいだが……なんか寂しい気もする。こんな時ひと昔前の古き良き時代ではどうしていたんだろう?やっぱ、カラオケかな?私が考え出したアイデアはホテルなどの会議室や和室などを利用して○○講座とか○○クラスとかをやってみてはどうだろう?生け花、茶道、着付けなど伝統的な教室の他にも地酒などの試飲なども出来る出張販売とかそれだけじゃなくお酒造りの過程などを学ぶ教室とか、私の友人のバイリンギャルたちによる、もしくは国際結婚をしてる人だったらその旦那さんによる英会話教室など。難しく考えなくても色んなアイデアは無限だ。昔、学校の先生とかだったら昔を思い出して歴史の教室(それも地元の歴史など)とか。自然災害は今始まったことでもなく、昔からずっとあったわけで、温故知新でどうやって自然と共に生きるかを考えるのもこれからの課題となるだろう。

 

難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げることに進歩がある。

~仕事十訓より