名物看板女将の徒然日記

アメリカ35年在住の名物看板女将も癌発覚で只今闘病中

ルネッサンス計画~今ある問題点。その1の続き

今おそらく日本国中の特に観光地で深刻な問題として挙げられるのは駐車場不足問題であるだろうというのは前回の日記で書いた。

新しく大きな駐車場を作るとなると土地はないしそう簡単なことでない。ならば今ある施設を最大限に活用するしか他ならない。そして現状を見直して改善しなければならない。私の提案その1として:観光スポットに隣接するかなり大きな無料🅿パーキングを観光専用駐車場として有料化する。今2時間まで無料というシステムは百害あって一利なし。それはなぜか?だってその駐車場を管理するためのお金はどこから来るのって話。とにかく駐車場管理代としての収入を確保しなければならない。2時間まで無料という制限をつけると限られた時間の中で済ませようとすると駆け足バタバタで一か所集中でお金もほかのところでは使わない。「2時間以上駐車したって超過料金を払えばいいさ」としか思わないから駐車スペースの回転は悪くなる。駐車場待ちで無駄な時間を過ごす。誰も儲からない。「じゃぁ駐車場がないなら他のところ行くか」とお客は離れる。よって段々とお客は遠退くのである…。これまた悪循環。ではどうすればいいか?そこで私の提案その2:観光一日パスポートを1000円とかで発行する。観光スポットではスタンプラリー式にスタンプを集め、そしてこのパスポートでシャトルバス等に無料で乗車出来て一日乗車券として何回も乗り放題。そして同時に飲食店、お土産店などの全店舗ではお買い上げ1000円毎に駐車料金50円割引のクーポン券一枚を発行する。(これは大体ビジネス側は収入の5%に当たる)。このクーポン券は各自その店オリジナルのデザインを作ったり、とにかく日付と店名やビジネスネームを明らかにする。どういう事かといえば、互助会というか地域助け合い、駐車場代をみんなで一緒に負担してご近所皆でこの問題を解決するのだ。お客はたくさんお金を使ってたくさんクーポン券をゲットしよう!その結果駐車場代は無料になりますよ!となるとあちこちゆっくりと観光も出来ていろんなところでお金を落としてくれる。塵も積もれば山となる。お金、お金と聞こえは悪いかもしれないがでもお金がなければ生活できないのは誰も同じ。とにかく稼ぐことだ。自分で生きる術を身につけなければ人は生きていけないのである。この一日パスポートは特に観光専用のものだが、日常生活の中でも駐車場利用してお客が来るというようなイベントや講座教室なども適用されると思う。参加料が1000円以上だったりしたらなおさらお客さんに来てくれて有難うの意味で駐車場代サービスというようなこともありだと思う。

もう一つ、地元出身の人からの情報で私の提案その3:公共行政機関(市役所)の駐車場。場所は市街地のとても便利な一等地に所在している。平日は役所に用事があってここの駐車場を利用してその部署などからスタンプをもらって駐車場代が無料になるという。しかし土日、祝日で役所がお休みの時はこの駐車場は利用できない。どうにも勿体ない話である.....どうにか良い方法はないものだろうか? アメリカでは役所職員は職員専用の駐車場(市街地から少し離れた別の場所)に駐車して職員は通勤交通費または通勤無料パスを発行してもらい公共交通機関を利用したりする。飲食店等の従業員もお客様第一、カスタマーファーストに努め、職員、従業員は二の次の姿勢だ。たまにEmployees of the month (今月頑張った人)っていうのがあってその“頑張った人"に選ばれたらご褒美で特別にお客様専用の駐車スペースに停めることが出来るというシステムがある。流石はカスタマーファーストの国である。

 

頭は常に全回転、八方に気を配って一分の隙があってはならぬ、サービスとはそのようなものだ

~仕事十訓より

 

 

 

 

 

ルネッサンス計画~その前に

ところで、このルネッサンスとはなんぞな?再生、復活といった意味がある。かつての良き時代への復興、復古である。

このルネッサンスの計画のアイデアが湧いてくるにしたがって色んな事をリサーチし始めた。あれもやりたい、これもやりたいというばかりではただの夢物語に終わりかねない。

まずは今現在ある問題点。

その1:日本国中どこでも一番頭を抱えているのは駐車場不足問題であろう。

山を切り崩したり、海を埋め立てたりしない限り土地はないし、新しく駐車場を作るとなるとお金もかかるしそう簡単なことでない。

それならば今ある駐車場を有効利用するしかない。

まずはどこの駐車場も、特に観光スポット近い無料駐車場を観光専用🅿として有料化する。1時間まで100円、あとは30分毎に50円.これを統一する。         

専用🅿からは市街地、観光スポット、ホテルなどを巡回するシャトルバスを運行させる。公共交通機関をそのまま利用するのも良いがこれに関しては今ある路線や運行本数なども見直さないといけない。でもこれもまた昔の良き時代へのルネッサンスである。かつて昭和の時代に今のように最低一家に一台マイカーなんてことはなかった。みんな汽車やバス、フェリーなどを乗り継いで観光地へ出かけたものだ。

そしてその駐車場周辺に楽市楽座を開設する。楽市楽座とは?自由な商売を認める市場振興政策のこと。その専用駐車場でシャトルバスを待つ間に、ジュースやアイスクリームなどの露店やフードカー?移動式キッチンカー…?なんだ屋台のことじゃん?ま、いずれにしても自由にモノを売るフリマ(Flea Market)楽市楽座を開設。店先でお客の来るのを待つだけの商売形式では商売成り立たず、店を閉めてしまうとせっかくの観光地としての街並みにシャッターが下りたままの店が増え景観を損なう。そしてその結果観光地としての魅力が半減…。悪循環である。お客が来ないのなら自分から売りに出る。昔のリアカー部隊の復活?!これもアリだよね

 

仕事は自ら創るべきで与えられるべきでない。

~仕事十訓

 

 

 

これが私の目指すルネッサンスなのだ。

 

 

とある地方都市のルネッサンス計画 ~プロローグ

日本中の寂れてきた地方都市で過疎化が進み地域復活、町おこし、移住への誘致が盛んに行われているもののサクセスストーリーは数少ない。それは何故か?

私が生きてきた証として残したいものがある。
f:id:YKKVMK52515:20220912145903j:image
アメリカ在住も早いもので来年の4月で35年になる。10年前に運命的な出会いで再婚した今の夫と二人でフィラデルフィアの近郊で日本食のレストランを経営している。そんな去年の9月末、突然大腸がんが発覚.....それもステージ4。既に肝臓と卵巣に移転している状態だったので手術は手遅れ、残された治療はキモセラピー(抗がん化学療法)のみ。目の前が真っ白になった。

名物看板女将ともてはやされた私も今は闘病中。店には時々顔を出す事はあっても今までのようにお客様を出迎えることは出来ない。

アメリカにこんなに長く住んでいようと日本国籍を離脱することはしなかった。

日本人で生まれてきたんだもの死ぬ時も日本人として死にたい。その思いは35年経とうと変わりはない。

そして最期はやっぱり日本に帰りたい。

そう思った時生まれ故郷に近いおばあちゃんの家があった歴史とロマンの島、私の第二の故郷。

かつては唯一海外貿易で栄えた素晴らしい観光地なのに 今はすっかり.....。うちの夫が私よりも先に惚れ込んで自分の両親の故郷よりもこちらに移住して来たいと言っていた。

私がやりたいことを実現させるには今ある問題点を1つずつクリアしていかなければならない。

そこで私が立ち上げた3年構想とは総合観光旅行情報会社として町中を巻き込んでの古き良い時代へのルネッサンス。市民一人ひとりが観光大使!本当の意味での町おこしなのだ。新しく作らないといけない事はそんなにない。今、私にはいろんなアイデアが湧いてくる。

今あるその土地を、その建物を、その人材を最大限に活かすだけの事なのだ。日本人としてみんな生まれつき持ってる美徳、それはおもてなしの心だ。ただその使い方が自分で気付いていないというかとても残念。私に言わせれば本当にもったいないのである。一旦外の空気を吸って生活してみないと見えないこともたくさんある。

さてこの大きな夢がただの夢で終わらせないためにアメリカ帰りの旋風を巻き起こしていきたい。